リタイア生活が始まってから(始める前以上に)テレビ生活にどっぷり浸る毎日を送っています。
特に、BSの複数チャンネルで韓流の時代劇から現代ドラマまで、いくつも放送されているのがうれしい。
そこで、韓国についてもう少し深く理解しようと、図書館で借りた本がこの二冊。

康煕奉(カヒボン)著『韓流時代劇でたどる朝鮮王朝500年』
成川彩著『現地発 韓国映画・ドラマのなぜ?』
韓国の歴史や文化などはもちろん、テレビ・映画業界の裏側についても知ることができ、二冊とも内容が面白く、わかりやすく、ずんずん読み進められました。
次は現地への聖地巡礼かしら~?
これまで数度、ソウルと釜山に行ったことがあるけど、ほとんど下知識なしでの訪問だったので、今行くと感動も違うはず。
こうやって"韓国沼"にハマっていくのね(笑)
【読書メモ】
●朝鮮半島の歴史
統一王朝の始まりは高麗(コリョ):918年~1392年
918年に王建(ワンゴン)が建国し、935年に新羅を併合、936年に後百済を併合して朝鮮半島を統一した。
13世紀にはモンゴルの支配下に入り、日本遠征の基地とされ、明の成立後、親明派と親元派の対立が激化し、滅亡に至った。
1392年、李成桂(イソンゲ)によるクーデターで滅亡し、李氏朝鮮が成立した。
朝鮮王朝:1392年~1910年
中国、日本、モンゴルとの交流・戦いが複雑に絡んでいる。
●史実をベースに架空の設定をからませて物語を展開
最近は「ファクション時代劇」と呼ぶように。(ファクト=事実とフィクション=創作を結合させた造語)
例えば、チャングムは医女ではあったけど料理人ではなかった 等。
●韓国で時代劇が増えた
1990年代後半に『一冊で読む朝鮮王朝実録』という書籍がベストセラーになり、歴史書がブームに。
女性の脚本家が多かったことから、王朝の権力闘争だけではなく新しい視点(女性主人公や歴史の中で埋もれがちな人々の話)を取り入れたことも人気につながった。
●不条理やモヤモヤが多い
儒教的価値観をもとにした厳しい身分制度や不条理な男尊女卑のしきたりに苦しめられながらも健気に生きる人々。(家父長制、長子優先、娘より息子を優遇)
家族・親族でも殺し合う非道。
現代ドラマでも貧富の格差が当たり前のように描かれている。(財閥とか、半地下の住居とか)
賄賂、足の引っ張り合い 派閥争い。
すぐに交通事故に遭う、記憶喪失など病気になりがち。
●家族の存在が大きく、家族・親族にかかわるシーンが多い
家族で食事するシーンがよく登場する。
家族の強い連帯感、母親の息子への執着、海外に養子に出される。
●社会、食文化
日本よりも進む少子高齢化(出生率が1人未満)、根強い家父長制。
教育熱が高い(学歴社会)、就職難、住宅高騰。
チキンがよく登場(簡単に開業しやすいので店が多い)、引っ越しにはジャジャン麺。
「ラーメン食べる?」は誘い文句。
マッコリ(甘い)よりソジュ=韓国焼酎が一般的になってきた。
韓国の時代劇・ドラマだけでなく、映画でも朝鮮戦争(南北分断、離散家族)、倭寇や日本の植民地化、軍事政権と民主化などが取り上げられることが多く、エンタメとして楽しく観る以外に、現代における日本や中国・米国などとの関係性を考えるきっかけを与えてくれます。
そんなこと今どきないでしょう~と思うことが実は現実でもあり得るのが韓国。(実際、大統領だった人物が何人も逮捕され懲役刑となっている)
そこで、もう一冊借りてきた本がこちら。
三橋広夫著『これならわかる韓国・朝鮮の歴史Q&A』

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posted by いっこさん金沢暮らし at 23:00|
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