2021年01月30日

フェードル

金沢市文化ホールで、舞台「フェードル」を観てきました。

 20210130 フェードル.jpg
 (S席 1階21列6番 入口扉に近い、ほぼ最後列)

<公式サイトより抜粋引用>
『フェードル』は、フランスの劇作家ジャン・ラシーヌがギリシャ悲劇『ヒッポリュトス』から題材を得て創りあげ、1677年1月1日、ブルゴーニュ座で初演。
17世紀フランス古典文学の最後を飾る金字塔的な作品です。
サラ・ベルナール、ヘレン・ミレンと各国を代表する名女優たちが演じてきました。
日本では2017年、主演に大竹しのぶを迎え、現代演劇界の重鎮、栗山民也が演出。
今回、キャストもあらたに再演。

舞台は、ギリシャ・ペロポンネソス半島の町トレゼーヌ。
行方不明となったアテネ王テゼ(谷田歩)を探すため息子イッポリット(林遣都)は国を出ようとしていた。
一方、テゼの妻フェードル(大竹しのぶ)は病に陥っていた。
心配した乳母のエノーヌ(キムラ緑子)が原因をききだすと、夫の面影を残しつつ、夫には失われた若さと高潔さに輝くイッポリットへの想いに身を焦がしていると白状する。
苦しみの末、フェードルは義理の息子に自分の恋心を打ち明ける。
しかし、イッポリットの心にあるのはテゼに反逆したアテネ王族の娘アリシー(瀬戸さおり)。
イッポリットはフェードルの気持ちを拒絶する。
そんな中、テゼが突然帰還して・・・


久しぶりの生の舞台観劇。
配役の大竹しのぶ、林遣都、キムラ緑子に興味があり、内容はともなくチケットを買いました。
悪くはないと思うのですが、文語的な台詞回し、大袈裟な感情表現には慣れない(違和感を感じる)私なのでした。


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ラベル:悲劇
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2021年01月11日

ゲキ×シネ 髑髏城の七人 2020冬の陣

北國新聞・赤羽ホールで、劇団☆新感線の舞台「髑髏城の七人」の映像を映画館で楽しむ 「ゲキ×シネ 髑髏城の七人 2020冬の陣」を観てきました。

2017年3月から1年3ヶ月にわたり、花・鳥・風・月(上弦の月/下弦の月)・極(『修羅天魔』)と5シーズン6作品に分けロングラン上演された劇団☆新感線の「髑髏城の七人」がゲキ×シネになって戻ってきてくれました。

360°回転シアター「IHIステージアラウンド東京」のこけら落とし公演として上演されたSeason「花」は2017年5月に、最後を飾る完全新作Season「極」は2018年5月に生の舞台を観ましたが、見逃した「鳥」「風」「月」を見る機会がめぐってきて感激です。

20210109 ゲキ×シネ髑髏城の七人Season鳥.jpg
Season鳥 1月9日18:30~
  20210110 ゲキ×シネ髑髏城の七人Season風.jpg
  Season風 1月10日13:30~
    20210111 ゲキ×シネ髑髏城の七人Season下弦の月.jpg
    Season月《下弦の月》 1月11日10:30~(3回とも同じ席 8列6番 各2000円)

作: 中島かずき
演出: いのうえひでのり

劇団☆新感線における「いのうえ歌舞伎」と呼ばれる演目シリーズ。

<共通するあらすじ>
天正18年(1590)、本能寺の変で織田信長が明智光秀に討ち取られてから8年が経過した時代。天下統一を目前とした豊臣秀吉の支配がいまだ届いていない関東は、天魔王と呼ばれる仮面の男が率いる「関東髑髏党」に支配されていた。
髑髏党に追われていた少女(沙霧、「月」では少年・霧丸)を助けた捨之介は、偶然知り合った狸穴二郎衛門(実は徳川家康)とともに、旧知の無界屋蘭兵衛(または森蘭丸)を頼って関東一の色街「無界の里」へと向かう。そこには評判の極楽太夫がいる。
しかし、無界の里は髑髏党の襲撃を受けてしまう。天魔王と戦うことを決意する捨之介たち。
捨之介、天魔王、蘭兵衛の過去の深い縁(えにし)とは?三人を待つ宿命とは?

「鳥」
劇団☆新感線に複数回出演している、いわゆる“準劇団員”と呼ばれる役者が数多く参加
 阿部サダヲ(捨之介)、森山未來(天魔王)、早乙女太一(蘭兵衛)、清水葉月(沙霧)、
 松雪泰子(極楽太夫)、福田転球(兵庫)、池田成志(贋鉄斎)、梶原善(二郎衛門) 他
森山未來の凄み、早乙女太一の殺陣の美しさが印象的。

「風」
2004年版の「アカドクロ」「アオドクロ」以来、13年ぶりに捨之介と天魔王を一人二役で演じるバージョンが復活
 松山ケンイチ(捨之介、天魔王)、向井理(蘭兵衛)、岸井ゆきの(沙霧)、田中麗奈
 (極楽太夫)、山内圭哉(兵庫)、橋本じゅん(贋鉄斎)、生瀬勝久(二郎衛門) 他

「月」 《下弦の月》
劇団☆新感線としても初挑戦となる2つのチーム《上弦の月》《下弦の月》が交互に上演を行うダブルチーム制を導入。
若手注目株を中心に小劇場出身の通好みの俳優も顔を揃えるキャスティング。
 宮野真守(捨之介)、鈴木拡樹(天魔王)、廣瀬智紀(蘭兵衛)、松岡広大(霧丸)、
 羽野晶紀(極楽太夫)、木村了(兵庫)、中村まこと(贋鉄斎)、千葉哲也(二郎衛門) 他

スクリーン向けに新たに編集された臨場感溢れる映像、劇場向けにリミックスされた高音質の音声は、通常のライブビューイングよりも迫力があり大満足です。
(欲を言えば、上映時間が少しだけ短いほうがありがたい。3時間~3時間半と長く、途中で眠りに落ちてしまう瞬間が、、観劇体力が減退しているのかしら)


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2020年11月28日

能舞とクラシック <ペール・ギュントと杜子春>

石川県立音楽堂 邦楽ホールで、いしかわ・金沢「風と緑の楽都音楽祭2020」秋の陣  特別公演「能舞とクラシック <ペール・ギュントと杜子春>」を観てきました。

  20201128 能舞とクラシック1.jpg
  (1階席 11列19番 2500円)

昨年観た洋邦コラボレーションが良かったので、今年も鑑賞。

今回はノルウェーのイプセンの戯曲「ペール・ギュント」と、唐代の伝奇を童話化した芥川龍之介の「杜子春」の二景が絡み合いながら進行するプログラムです。

演出家の解説文によると、「一種のトロンプ・ルイユ(騙し絵)として楽しんで」とのこと。
プロローグに二つの賛美歌をあしらえたうえで、ペール・ギュント組曲の8曲の中から「アラビック・ダンス」に代えて、劇の最終曲である「ソルヴェイグの子守唄」を使用し、劇の曲順で演奏。
洋の東西に伝わる二人の破天荒な男の物語。
彼はある時は西洋人の「ペール・ギュント」、ある時は東洋人の「杜子春」のように見える、そんな錯視感を作り出すことを試みたそうです。

 プログラム
 20201128 能舞とクラシック3.jpg
 20201128 能舞とクラシック4.jpg

異分野のアーティストたちにより奏でられる夢幻の世界を堪能しました。
次回はどんな作品がコラボレーションするか、楽しみです。

 20201128 能舞とクラシック2.jpg
 (北國新聞のサイトより借用)


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2020年09月27日

劇団☆新感線・ゲキ×シネ 薔薇とサムライ

北國新聞・赤羽ホールで「劇団☆新感線・ゲキ×シネ 薔薇とサムライ」を観てきました。

     20200927 ゲキシネ薔薇とサムライ.jpg
     (12列15番 1800円)

劇団☆新感線による演劇を映画館で上映する「ゲキ×シネ」の第9作。
金沢では生のステージを観る機会がないけど、「ゲキ×シネ」を観ることができてうれしい!

作:中島かずき
演出:いのうえひでのり
出演:古田新太(石川五右衛門)、天海祐希(アンヌ・ザ・トルネード)
   浦井健治、山本太郎、神田沙也加、森奈みはる、橋本じゅん、高田聖子、粟根まこと、
   藤木 孝 他

2011年製作/197分/日本

<あらすじ(公式サイトより)>
時は17世紀、ヨーロッパのイベリア半島。
天下の大泥棒・石川五右衛門は女海賊のアンヌ・ザ・トルネードの用心棒として、地中海で暴れ回っている。
ある日、アンヌが小国の王家継承者だと判明。王亡き後の腐敗政治を聞いた彼女は、生粋の男気で女王就任を引き受ける。
最初の仕事は海賊の討伐。不本意ながら、アンヌの仲間を守っていた五右衛門と対立することに。
一連の出来事を不審に思った五右衛門は、アンヌを救い出すべく城に乗り込んだ。
そこで、五右衛門が見たものは……!?
五右衛門とアンヌ、ふたりの運命やいかに……!!

劇団☆新感線30周年興行として上演された作品。
小気味いいテンポで展開するストーリー、ギンギンのロック音楽、嫌味にならない程度のギャグ、休憩を挟んで3時間半がまったく長く感じないほど。

何と言っても圧巻は主役の天海祐希。もう一人の主役、古田新太との息もピッタリ。
二年前、豊洲のIHIステージアラウンド東京での生の舞台「髑髏城の七人 Season『極』修羅天魔」で天海祐希さんを見たときに感じた印象と同じ。
美しさはもちろん、歌、踊り、演技の三拍子がそろっていて、アクションもあり華麗で圧倒的な存在感を放っていました。

劇団☆新感線のお芝居には欠かせない、橋本じゅん、高田聖子は安定の面白さ。
山本太郎は、彼だとは全然わからない演技っぷり。
神田沙也加には松田聖子のDNAが受け継がれていますね。(歌い方が似ている)

次のゲキ×シネ上映が待ち遠しい。


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2020年01月25日

英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2019/20「コッペリア」

東京日本橋・コレド室町2に入っているTOHOシネマズ日本橋で、英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2019/20のバレエ「コッペリア」(Coppélia)を観てきました。

 20200125 ROHコッペリア2.jpg(公式サイトから写真借用)

音楽:レオ・ドリープ
キャスト:スワニルダ(マリアネラ・ヌニェス)
     フランツ(ワディム・ムンタギロフ)
     コッペリウス博士(ギャリー・エイヴィス)  他

原作:E.T.A.ホフマンの小説「砂男」

1870年にパリ・オペラ座で初演。
美しい人形コッペリアに恋したフランツとその恋人スワニルダ、そしてコッペリアを生み出したコッペリウス博士が織りなす、ロマンティック・コメディ。

振付:ニネット・ド・ヴァロア(イワーノフ、チェケッティ原振付)
全3幕(休憩2回)、上映時間:2時間57分

英国ロイヤル・バレエで踊られているのは、バレエ団創設者ニネット・ド・ヴァロア版で、1954年の初演からレパートリーとして大切に踊られてきた。
クラシック・バレエの技巧からコミカルな人形振り、民族舞踊までちりばめられ、ドリープ作曲による美しいメロディと共に、幅広い世代に愛されている演目です。

  20200125 ROHコッペリア1.jpg
  マリアネラ・ヌニェスのコメディエンヌぶりが意外にハマっている

特別映像の中にデビュー時のヌニェスがスワニルダの友人として出演している姿が映るのですが、その時に主役スワニルダ役を演じたのが吉田都さんでした。
13年前ということは、私がイギリス赴任後、2006年10月にコベントガーデンのRoyal Opera Houseでの公演を観に行ったときと重なります。
なんという偶然!

金沢に暮らすようになって物足りないと感じるものの一つがバレエ、オペラの公演(ライブビューイングを含む)がほとんどないこと。
だから、今回は久しぶりにバレエ、しかも英国ロイヤルを見られて感激の観劇でした。


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