2025年09月27日

加賀宝生の魅力 ろうそく能 鑑賞会

石川県立能楽堂で開催の「加賀宝生の魅力 ろうそく能 鑑賞会」に行ってきました。

  20250927 ろうそく能1.png
  (全席自由 正面2列目に着席できました 2,500円)

上演前には、めったに見られない能装束の着付けを解説付きで見られました。

●演目のあらすじ、みどころ解説  藪 克徳
●能装束着付けの解説  解説:藪 克徳  装束着付:佐野 弘宜
 能「鵜飼」の装束着付けを三人がかりで実演。

  シテ役の玄宜さん、ほぼ下着状態で恥ずかしそう(笑)
  20250927 ろうそく能2.JPG
  左上から時計回りに着付けていきます
  20250927 ろうそく能3.jpg
  頭と面を着けます
  20250927 ろうそく能4.jpg
  能「鵜飼」 後シテ、地獄の鬼の着付け完成
  20250927 ろうそく能5.JPG
  横と後ろ姿
  20250927 ろうそく能6.jpg

今回の演目
●狂言「狐塚」
 炭 哲男(シテ 太郎冠者)
 清水宗治(アド 主人)
 中尾史生(小アド 次郎冠者)
 【あらすじ】
 狐塚の田を鳥が荒らすので、主人は太郎冠者に鳥を追うように命じます。
 太郎冠者は鳴子を鳴らしながら鳥を追っていると、やがて日が暮れてしまいます。
 そこへ心配した次郎冠者が見にきますが、太郎冠者は次郎冠者に化けた狐だと思い次郎冠者を捕えます。
 また主人も心配して様子を見にきますが、同じように狐だと思い込み主人も捕えます。
 捕えた2匹の狐に松葉を燻べて正体を現せようとしたり、鎌を借りてきて皮を剥いだりしようとしますが…

<火入れ>
能舞台と橋掛かりを囲む蝋燭に火が一つずつ灯され、幻想的な雰囲気に。

●能「鵜飼」
 佐野玄宜(前シテ 漁師の老人、後シテ 地獄の鬼)
 北島公之(ワキ 僧)
 能村晶人(間)
 【あらすじ】
 旅の僧たちは甲斐国の石和川(いさわがわ)に赴き、川岸の御堂に宿る。
 夜、鵜を休めるために鵜使いの老人が御堂に現れる。
 僧の一人が、二、三年前にも似たような鵜使いに会い、殺生をいましめ家でもてなしを受けたことを話すと、老人は、自分はその時の鵜使いの亡者であると名乗り、殺生禁断の場所で鵜を使い殺されたと語ると、鵜を使う様を見せて消え去った。(中入)
 供養を行う僧の前に地獄の鬼が現れ、あの鵜使いは本来、無間地獄へ堕ちるところだったが、僧をもてなした功徳により罪を赦し極楽へ送ると語り、法華経の功徳を賛美する。

  20250927 ろうそく能7.JPG
  幽玄の世界がより一層色濃くなります

ろうそく能の鑑賞は二度目ですが、普段とは違った雰囲気の中で堪能しました。
蝋燭の灯りの中では人工的な照明よりも陰影を強く感じられ、装束の金糸の輝きがより際立ち、能面の表情の変化も感じ取れます。


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posted by いっこさん金沢暮らし at 14:30| Comment(2) | 歌舞伎・能・狂言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月26日

シネマ歌舞伎 廓文章 吉田屋

東銀座の東劇で月イチ歌舞伎2019-20シーズンの最終第10作品、新作「廓文章 吉田屋」を観てきました。

  20200126 廓文章吉田屋.jpg

配役:
藤屋伊左衛門:片岡 仁左衛門
扇屋夕霧:坂東 玉三郎

上演月:2009(平成21)年4月
上演劇場:歌舞伎座
上映時間:97分

<あらすじ(公式サイトから引用)>
放蕩の末に、勘当された藤屋の若旦那伊左衛門は、恋人の夕霧が病に伏せっていると聞き、 落ちぶれた身も省みず大坂新町の吉田屋へやって来ます。
主人喜左衛門夫婦の好意で夕霧には会えたものの、伊左衛門は嫉妬のあまり、すねてつらく当たり二人は痴話喧嘩を始める始末。
ようやく仲直りをした二人のもとに届けられる知らせは...

男女の恋心が織りなす上方歌舞伎の代表作。
仁左衛門、玉三郎の黄金コンビにうっとり~
仁左衛門さんが語るこれまでの俳優人生、松嶋屋の芸である本作への思い。
夕霧を演じた玉三郎さんのインタビュー。
過去の映像など本編以外の特別映像もシネマ歌舞伎の楽しみです。


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posted by いっこさん金沢暮らし at 16:00| Comment(0) | 歌舞伎・能・狂言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月12日

シネマ歌舞伎 天守物語

東銀座の東劇で月イチ歌舞伎2019-20シーズンの第4作品「天守物語」を観てきました。

20190712 天守物語.jpg
(特別料金2100円のところ、ムビチケ料金1800円)

配役:
天守夫人富姫:坂東 玉三郎
姫川図書之助:市川 海老蔵
亀姫:中村 勘九郎
薄:上村 吉弥
小田原修理:市川 猿弥
舌長姥:市川 門之助
朱の盤坊:中村 獅童
近江之丞桃六:片岡 我當

上演月:2009年(平成21年)7月
上演劇場:歌舞伎座
上映時間:117分

<あらすじ(公式サイトから引用)>
白鷺城の最上階にある異界の主こと天守夫人の富姫が、侍女たちと語り合っているところへ、富姫を姉と慕う亀姫が現れ、宴を始めます。
その夜、鷹匠の姫川図書之助(ずしょのすけ)は、藩主播磨守の鷹を逃した罪で切腹するところ、鷹を追って天守閣最上階に向かえば命を救うと言われ、天守の様子を窺いにやってきます。
しかし富姫に二度と来るなと戒められて立ち去りますが、手燭の灯りを消してしまい、再び最上階へと戻り火を乞います。
すると富姫は最上階に来た証として、藩主秘蔵の兜を図書之助に与えますが、この兜から図書之助は賊と疑われ、追われるままに三度最上階へ戻ってきます。
いつしか図書之助に心奪われた富姫は、喜んで彼を匿いますが、異界の人々の象徴である獅子頭の目を追手に傷つけられ、二人は光を失ってしまいますが...。

泉鏡花の戯曲の中でも屈指の名作とされる作品。
美しい異界の人と、この世の人間との恋物語を描いたもの。

泉鏡花の幻想小説における文学性・美意識の高さに惚れ込み、その舞台化・映像化をライフワークとしている坂東玉三郎さん。
『天守物語』『海神別荘』『高野聖』の三作品はその最高峰と言われ、全作品の主演・演出を務めています。
歌舞伎と鏡花を見事に融合させた舞台を作り上げ、かつ映像美にこだわったシネマ歌舞伎として完成。
上映の冒頭、玉三郎が鏡花作品に対する想いなどを語る特別映像も紹介されます。


金沢市出身の明治の文豪、泉鏡花は今年、没後80年を迎えます。
金沢の泉鏡花記念館
このタイミングで、この地(生家跡は私が住んでいるところから徒歩数分)に暮らすことになったのも何かの縁。
今年は、鏡花作品を少しずつ読んでみることにしましょ。


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posted by いっこさん金沢暮らし at 14:00| Comment(0) | 歌舞伎・能・狂言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする