2025年12月02日

Ryuichi Sakamoto: Diaries

ユナイテッドシネマ金沢で映画「Ryuichi Sakamoto: Diaries」を観てきました。

  観客は数名のみ 静かに鑑賞できました
  20251202 Ryuichi Sakamoto Diaries.JPG
  2025年製作/96分/日本 監督:大森健生

教授(坂本龍一)に逢いたくて郊外の映画館に行ってきました。
(明日から寒気が襲来するという天気予報を確認して、比較的暖かい今日のうちにバスと徒歩で往復)

ガンに罹患して亡くなるまでの3年半にわたる闘病生活と、その中でも行われた創作活動の様子を映像で綴っています。
2024年にNHKで放送された番組「Last Days 坂本龍一 最期の日々」をベースに、未完成の音楽や新たな映像を加えて制作されました。

本人の「日記」を軸に、最後の作品となった未発表曲の制作過程や、ニューヨークの自宅、治療のための東京の仮住まい、病室、そして最後のライブとなったNHKの509スタジオで過ごした日々の軌跡がプライベート映像も交え辿られていきます。

晩年の日記に書き留められた、日々のつぶやき、「死刑宣告だ」「どんな運命も受け入れる準備がある」という苦悩・葛藤・覚悟、「残す音楽、残さない音楽」といった音楽について思考する言葉などが映像に合わせて紡がれていきます。
病と闘う中で、雨の音、雲の流れ、月の満ち欠けに心を奪われていた教授。
体が弱っているときは“音楽”ではなく純粋に“音”を聴いていたいと、YouTubeで見つけた雨の音にずいぶん癒されたという言葉に妙に納得しました。

日記を朗読するのは、生前親交のあったダンサー・俳優の田中泯さん。(彼も大好きな方♪)
泯さんの渋い落ち着いた声で静かに語られるのを聴くのも耳に心地いい。
インタビュー、プライベートな場面のドキュメンタリー、演奏の映像を見ながら、もっともっと教授の音楽を聴きたかったなぁ〜としみじみ。

この記事は、教授の命日(3月28日)翌日にNHKで放送された映画「Opus」の録画を聴きながら書いています。(生前最後のピアノコンサートを収めた映画「Opus」と、アート・映像など多彩な表現活動の軌跡を辿った展覧会「坂本龍一| 音を視る 時を聴く」を観るために2月末に東京へ行ったことを思い出しながら)
坂本龍一の音楽は私にとってhealing musicです。

教授が71歳で亡くなってから来年3月で丸3年が経ちます。
彼の新しい音楽を聴くことは叶いませんが、過去を何度でも振り返って忘れないようにしたい。

来年1月には教授の別の映画が公開されるようだから、また逢いに行きたいな。


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posted by いっこさん金沢暮らし at 10:30| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月28日

太陽の運命

映画「太陽(ティダ)の運命」を香林坊のシネモンドで観てきました。

  20250728 太陽の運命.jpg
  2025年製作/129分/日本 監督:佐古忠彦

<作品紹介(公式サイトより)>
政治的立場は正反対であり、互いに反目しながらも国と激しく対峙した二人の沖縄県知事がいた。
1972年の本土復帰後、第4代知事の大田昌秀(任期1990~98年)と第7代知事の翁長雄志(おながたけし、任期2014~18年)である。ともに県民から幅広い支持を得、保革にとらわれず県政を運営した。
大田は、軍用地強制使用の代理署名拒否(1995)、一方の翁長は、辺野古埋め立て承認の取り消し(2015)によって国と法廷で争い、民主主義や地方自治のあり方、この国の矛盾を浮き彫りにした。
大田と翁長、二人の「ティダ」(太陽の意。遥か昔の沖縄で首長=リーダーを表した言葉)は、知事として何を目指し、何と闘い、何に挫折し、そして何を成したのか。そこから見えるこの国の現在地とは―。


今年は戦後80年。
戦争のこと、沖縄のこと、日米地位協定、知らないことが多いことを痛感させられます。
なぜ、米軍基地が日本に(特に沖縄に)こんなにたくさん(100近く)あるのだろう?
沖縄以外の基地周辺(横田や横須賀など)の住民は基地をどう思っているのだろう?

学ぶ必要があること、考えなきゃいけないこと、たくさんあるなぁ。今からでも少しずつ。


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posted by いっこさん金沢暮らし at 10:35| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月14日

ガンダーラ 4K修復版

映画「ガンダーラ 4K修復版」を香林坊のシネモンドで観てきました。

  20250714 ガンダーラ.jpeg
  1987年製作/83分/仏=北朝鮮で制作/フランス語 字幕翻訳:古田由紀子

原題:GANDAHAR
監督:ルネ・ラルー
原作:ジャン=ピエール・アンドルヴォン
音楽:ガブリエル・ヤレド

<あらすじ(公式サイトより)>
平和と快楽の未来世界"ガンダーラ"では人々と動植物が平穏に暮らしていたが、突如、レーザーですべてのものを石化してしまう機械人間メタルマンの攻撃にあう。ガンダーラの指導者たちは勇者シルバンを探査に向かわせ、メタルマンを操っていたのは"ガンダーラ"の科学者がかつて生み出した人工生命体であることを突き止めるー。


ルネ・ラルー監督のSFアニメーション『ファンタスティック・プラネット』『時の支配者』に続く3作目であり、最後の長編作品。
独特の世界観。摩訶不思議な生き物たち。
北朝鮮で制作されたとのことですが、なぜ?
人々を石化して拉致してしまう場面や、メタルマンが整列して行進する場面など、北朝鮮のイメージとリンクしてしまいます。
明らかに大人向けのアニメーションです。


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posted by いっこさん金沢暮らし at 18:25| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年06月17日

国宝

映画「国宝」をフォーラス金沢のイオンシネマで観てきました。

  20250617 国宝.jpg
  2025年製作/175分/日本

監督:李相日
原作:吉田修一

<あらすじ:公式サイトより>
この世ならざる美しい顔をもつ喜久雄(吉沢亮)は、抗争によって父を亡くした後、上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎(渡辺謙)に引き取られ、歌舞伎の世界へ飛び込む。
そこで、半二郎の実の息子として、生まれながらに将来を約束された御曹司・俊介(横浜流星)と出会う。
正反対の血筋を受け継ぎ、生い立ちも才能も異なる二人。
ライバルとして互いに高め合い、芸に青春をささげていくのだが、多くの出会いと別れが、運命の歯車を大きく狂わせてゆく...。

吉田修一自身が3年間歌舞伎の黒衣を纏い、楽屋に入った経験を血肉にし、書き上げた渾身作「国宝」。
任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げた主人公・喜久雄の50年を描いた壮大な一代記。


見る前は、御曹司と部屋子の配役を逆だと思っていましたが、映画を見ていくと、なるほどその配役よねと納得。
脇を固める俳優陣(寺島しのぶ、田中泯、高畑充希など)がピタッとはまっていてストーリーに現実味と臨場感を与えています。

主役の二人、日本舞踊や歌舞伎の所作などをかなりお稽古したんだろうなぁとわかる素晴らしい出来。(実際に一年以上、踊りなどの稽古をしたらしい)
アップとなる白塗りの表情や衣装、踊りの場面も大スクリーンならではの圧倒的な美しさと迫力。
演じられる演目「関の扉」「連獅子」「二人藤娘」「二人道成寺」「曾根崎心中」「鷺娘」も実際の歌舞伎を見ているようで見事でした。

上映時間3時間。
途中で眠ってしまうのでは?トイレに行きたくなったらどうしよう、と心配でしたが、そんなことも忘れるくらい見ごたえがあり、長く感じませんでした。

血筋か才能か。
原作を読みたくなる映画です。

【おまけ】
映画の前のランチ&デザートはフォーラス金沢に入っているお店で。

  オー!マイステーキ レモンステーキとガーリックライスが食べたくて
  20250617 オーマイステーキ.JPG
  スターバックス マンゴームースケーキ
  20250617 マンゴームースケーキ.JPG


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ラベル:歌舞伎
posted by いっこさん金沢暮らし at 13:20| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年06月11日

能登デモクラシー

映画「能登デモクラシー」を香林坊のシネモンドで観てきました。

  20250611 能登デモクラシー.jpg
  2025年製作/101分/日本 監督:五百旗頭幸男

<作品紹介:公式サイトより>
能登半島の中央に位置する石川県穴水町。
人口は7000人を下回り、若者と高齢者の数がともに減りゆく「人口減少の最終段階」に入っている。
コンパクトシティを推進する町の中心部から悪路を進んだ限界集落に暮らす元・中学校教師の滝井元之さん。
2020年から手書きの新聞「紡ぐ」を発行し、利益誘導型の政策や町の未来に警鐘を鳴らし続けている。
穏やかな穴水湾をのぞむこの町の伝統漁法「ボラ待ちやぐら」。我慢強さは町民性ともいえるが、滝井さんはこう記す「何もしなければ、何も変わらない」。
石川テレビのクルーは市井からの眼差しにローカルメディアの存在意義を重ねながら、惰性と忖度蔓延る役場と町議会の関係の歪さを浮き彫りにしていく。


五百旗頭監督の過去の監督作品「はりぼて」(2020年、富山市議会の政務活動費の問題)や「裸のムラ」(2022年、"保守王国"石川県の政治と社会)に比べてマイルドになったというか、批判・告発モードよりも寄り添いモードが強い印象でした。
取材途中の2024年元日に、能登半島地震が発生し現地の状況が変化したことも一因でしょうか。

穴水町で起きていることは、日本の他のどこかでも同様に起きているはず。
人口高齢化・過疎化、停滞した政治、日本の地方自治体の縮図、"他山の石"として課題認識し取り組み、行動を起こす必要があるでしょう。


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posted by いっこさん金沢暮らし at 12:30| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする