2025年02月10日

金箔と美術工芸-截金と人形-

金沢市立安江金箔工芸館で令和6年度冬季展「金箔と美術工芸-截金と人形-」を観てきました。

  20250210 金箔と美術工芸1.jpg

截金(きりかね)とは、金箔や銀箔、プラチナ箔などを数枚焼き合わせ、直線などの形に細く切ったものを、筆と接着剤で貼りつけ、文様を表現する伝統技法のこと。
その繊細で精緻な技、表現には毎回驚嘆してしまいます。(制作は緊張の連続なのでしょうね~)

  江戸時代の雛絵檜扇
  20250210 金箔と美術工芸2.JPG


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2024年11月22日

加賀金工の華 -美しき加賀象嵌の世界-

金沢21世紀美術館 市民ギャラリーAで宗桂会 設立30年記念展「加賀金工の華-美しき加賀象嵌の世界-」 を観てきました。

  20241122 加賀金工の華.png
  金銀象嵌菊牡丹文花器一対より部分(三代 山川孝次)

宗桂会は、日機装株式会社の創業者である、故 音桂二郎により1993 年に設立された公益財団法人。
(音桂二郎のルーツは、加賀象嵌の名門・山川孝次家の系譜にあるとのこと)
2023 年に設立30年を迎えたのを記念して、設立当初から普及・保存活動を継続している石川県の伝統工芸・加賀象嵌を紹介する展覧会です。

会場では、加賀象嵌の作り方を紹介するビデオ上映や、道具、製造工程の見本などもあり、改めて象嵌を知る機会になりました。

会場構成は、
第一章「開花する加賀金工の華 ー加賀象嵌の世界ー」
第二章「根を張り、技を繋ぐ ー名工・山川孝次の世界ー」
第三章「芽吹き、進化する ー現代作家の世界ー」

  20241122 加賀金工の華1.JPG

本展では、宗桂会が収集した山川孝次家三代の作品を中心に、加賀象嵌の新旧作家の作品や図案などの資料が紹介されていました。

  20241122 加賀金工の華2.jpg
  尾が植物になったワオキツネザル 水代達史「Camouflageー昴ー」個人蔵
  馬 高橋介州「加賀象嵌埴輪馬置物」(昭和後期)宗桂会蔵
  中川衛「象嵌四分一花器」(平成)宗桂会蔵

金属の渋い華やかさ、好きだな~


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2024年02月11日

印刷/版画/グラフィックデザインの断層 1957 - 1979

国立工芸館で「印刷/版画/グラフィックデザインの断層 1957 - 1979」を観てきました。

  20240211 国立工芸館1.jpg
  池田満寿夫「夏1」1964年

「東京国際版画ビエンナーレ展」の出品作家を中心に、版画とグラフィックデザインの様相を通して、印刷技術がもたらした可能性と意義を検証する展覧会です。

  第1回展のポスター 原弘デザイン メインビジュアルは葛飾北斎と棟方志功
  20240211 国立工芸館3.JPG

ビエンナーレ展は自国の地位を向上させ、参加国との交流を深める文化外交の意味合いもあったため、大使館などに配布する英・仏語版も作られた。

  第9回展のポスター 福田繫雄
  20240211 国立工芸館4.JPG

版画は裏表逆に彫る。このポスターのビジュアルと文字は上下逆。
さすがトリックアートを得意とする福田繫雄さんのデザインだわ。


同時開催「プレイバック1977年 ー工芸館の開館記念展」

  20240211 国立工芸館2.JPG
  増田芳徳 オブジェ「しのびあし」1977年
  佐々木象堂 蝋型鋳銅置物「采花」1959年


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2023年12月03日

金沢美術工芸大学 教員研究発表展2023 美大のしごと

金沢21世紀美術館 市民ギャラリーAで「金沢美術工芸大学 教員研究発表展2023 美大のしごと」 を観てきました。

  20231203 金沢美大教員研究発表展1.jpg

1946年の開学以来、美術、工芸、デザインの「教育」と「研究」に努めるとともに、地域に根ざし、市民に開かれた大学をめざしてきた金沢美術工芸大学。
その活動の一環として、教員研究発表展を開催し、教育者であり、同時に優れた美術家、工芸家、デザイナー、そして研究者である教員の研究成果を広く社会に公開する「社会貢献」という大切な役割を果たすための出会いの場でもあります。

  20231203 金沢美大教員研究発表展2.JPG

大学を巣立っていった元学生たちも教員もアーティストとして活躍しているのが、金沢の芸術・文化の底力になっていると思います。
さまざまな展覧会で金沢美大関係者の作品をよく目にします。

  20231203 金沢美大教員研究発表展3.JPG
  青木千絵(工芸)の作品


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posted by いっこさん金沢暮らし at 14:30| Comment(0) | アート&デザイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

金沢の美意識 ~金沢ゆかりの名品~

金沢市立中村記念美術館でいしかわ百万石文化祭2023 地域文化発信事業 特別展「金沢の美意識 ~金沢ゆかりの名品~」 を観てきました。

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金沢では藩政期に前田家とその家臣により茶道具の名品が数多く蒐集されました。

  加賀藩前田家と金沢の茶の湯にかかわる人物相関図
  20231203 金沢の美意識2.JPG

今回の特別展では、金沢の審美眼を反映したとも言える金沢ゆかりの名品を一堂に会し、館所蔵の茶道具や伝統工芸の作品とともに展示。

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  千利休の「虫喰茶杓」(共筒とも桃山時代 16世紀) 替筒(江戸時代 17世紀)

金沢の町が受け継いできた文化の深さ。金沢の誇り。


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posted by いっこさん金沢暮らし at 13:30| Comment(0) | アート&デザイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする