石川県金沢市と、おとなり富山県高岡市の間に位置する石動(いするぎ、小矢部市)で、藩政時代から260年あまり和菓子を作り続けている薄氷本舗 白梅軒 五郎丸屋。
看板商品はもちろん「薄氷」(うすごおり)
北陸の深い雪がようやく溶けはじめる如月、弥生の早朝に、田んぼの水面にうっすらと張った薄い氷を干菓子に映したものです。
宝暦2(1752)年に5代目五郎丸屋八左衛門により生み出されたのだそうです。
もち米を使った薄い煎餅の表面に、徳島県特産の和三盆糖を塗ったもの。
そんなシンプル、繊細な味わいの干菓子を、金沢でも買うことができます。
私が買い求めるのは、金沢や北陸の銘品・お土産物を売っている、金沢エムザの黒門小路。
実は定番のものは品切れで買ったことがなく、アレンジ商品を先に食べてみました。
季節の薄氷 6月は「蛍」でした(10枚入り 1404円)
この表現力! 美しさにうっとりします
季節の薄氷 7月~8月は「浴衣」(8枚入り 1404円)
手ぬぐい専門店かまわぬの「朝顔市」のデザインを浴衣型の薄氷に転写
こわれやすいお菓子を守るため、緩衝材として綿のお布団に挟まれて包装されています。
T五(ティーゴ)という真ん丸煎餅に五つの色合いTONE、五つの味わいTASTEを表現した商品も買ってみました。(5枚入り、864円)
桜(塩味)、抹茶(苦味)、柚子(酸味)、和三盆(甘味)、胡麻(滋味)
T五「加賀棒茶」(5枚入り、972円)
石川県加賀市の丸八製茶場の献上加賀棒茶を使用し、棒茶の香りと旨味、渋みを表現
「T五」は、五郎丸屋の当主(16代目)の記憶や思い出を菓子にとどめたものだそうです。
「ただ美味しい菓子を作りたい」という想いで作っていらっしゃるとのことですが、美しさも備わった銘品だと思います。
【追記】
季節の薄氷 9月は月見に合わせて「月うさぎ」(10枚入り 1404円)
季節の薄氷 10月は「いちょう」(10枚入り 2808円)
季節の薄氷 3月~4月は桜の季節に合わせて「ひとひら」(10枚入り 1404円)
季節の薄氷 5月は「あやめ」(10枚入り 1404円)
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2023年08月06日
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