
全席指定 H列7番(通路最前列の客席ほぼ中央で手元が見やすい、座りやすい)
クラシック音楽が本格的に始まったバロックから古典派の歴史をわかりやすい解説を交えながら演奏。
金子さんの解説に、ネットで調べた情報も追加して以下、備忘メモ。
クラシック音楽のルーツは教会で歌われた「聖歌」とのこと。
バロックの時代は16世紀から18世紀半ば。
代表的な作曲家はバッハ(音楽の父)、ヘンデル、スカルラッティなど。
(ヘンデルにはピアノ曲が少ないので演奏なし)
この時代の音楽は、パトロン(王族・貴族)ありきで、宮殿や庭園で食事や舞踏のBGM的な役割を担っていました。
楽器は、まだピアノが生まれる前で、前身とも言えるチェンバロや弦楽器が中心でした。
古典派の時代は、18世紀半ばから19世紀初め。
産業革命やフランス革命が起こり、社会が大きく変わった時代です。
代表的な作曲家はハイドン(シンフォニーの父)、モーツァルト(神童と呼ばれた)、ベートーヴェン(「世界初のフリーランス・ミュージシャン」とも)など。
音楽が教会や宮廷の閉じた世界から市民に開かれたことにより、喜怒哀楽といった感情を音楽で表現するように。
それに伴い、音楽を聴くことを目的に、ライブ会場に市民が足を運ぶようになりました。
前半は幸福感に満ちた「ト長調」の曲でまとめられていました。
(コロナ禍が終わり?幸せな気分で聴いてほしいということで)
バッハ: インヴェンション第10番 ト長調
バッハ: フランス組曲 第5番 ト長調
スカルラッティ: ソナタ K427 ト長調
ハイドン: ソナタ 第4番 ト長調 Hob ⅩⅥ G1
モーツァルト:第5番 K283 ト長調 Kv.283
後半はベートーヴェンのみ。
ピアノソナタ「悲愴」 (「月光」「熱情」との三大ソナタのひとつ)
「エリーゼのために」 (ベートーヴェンが片思いで失恋した女性テレーゼを想って作曲)
ピアノソナタ「月光」 (月光というタイトルはベートーヴェン本人が付けたわけではない)
古典派の頃になると、楽器が発展し、現在のピアノに近い、音の強弱が出せるフォルテ・ピアノに進化しました。
そうそう肝心のピアノ演奏について。
金子さん自身が話したとおり「今回は、力強いだけでない演奏」を楽しめました。
次回は、ロマン派。どんな話・演奏が聴けるか、12月が楽しみです。
【おまけ】
私の人生を振り返ると、中学生の頃、音楽の授業の課題で、自由に作曲するように言われて私が作ったバロック風の作品を先生に褒められました。(今でもメロディを覚えています)
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