2022年03月21日

めぐるアール・ヌーヴォー展

国立工芸館で「めぐるアール・ヌーヴォー展:モードのなかの日本工芸とデザイン」を観てきました。

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ジャポニスムの流行に影響を受けて、19世紀末から20世紀初頭にかけて広くヨーロッパで流行したアール・ヌーヴォー。
異なる文化の出会いと、その還流が生み出した豊かな表現を「めぐる」というキーワードに。
アール・ヌーヴォーの源泉としての日本美術と、アール・ヌーヴォー風の表現を取り入れた同時代の日本の工芸やデザインを紹介する展覧会です。

展覧会の構成は次のとおり。

1.日本のインパクトと〈新しい芸術 アール・ヌーヴォー〉の誕生
●ジークフリート・ビングとアール・ヌーヴォー
●虫と魚とアール・ヌーヴォー
●広告とアール・ヌーヴォー
●杉浦非水とアール・ヌーヴォー

 アール・ヌーヴォーの代表的な作家 エミール・ガレ(左)とドーム兄弟(右)の作品
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2.アール・ヌーヴォーの先へ、図案家たちが目指したもの
●浅井忠とアール・ヌーヴォー
●浅井忠と日本の図案
●神坂雪佳と琳派とアール・ヌーヴォー
●ウィーン・ゼセッションと日本の図案

 杉浦非水『三越』 デザインがおしゃれ~
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3.季節がめぐる工芸、自然が律動するデザイン
●杉浦非水と植物
●松田権六と自然への眼差し
●めぐる染型紙の魅力

 杉浦非水「非水百花譜」撫子 1920-22年
 十三代今泉今右衛門「色鍋島薄墨石竹文鉢」1982
 森口華弘「駒織縮緬地友禅訪問着 早流」1961
 三浦小平二「釉裏紅大鉢 魚文」1975
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 トンボ、鈴虫などの昆虫モチーフ
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 鳥毛清「沈金飾箱 緑風」2011
     田口義明「秋蒔絵棗」2002
        高野松山「蒔絵鈴虫香合」1969
           太田儔「籃胎蒟醤(らんたいきんま)香合 道しるべ」2005
 
 松田権六「蒔絵竹林文箱」1965年
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 側面のスズメが可愛い


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posted by いっこさん金沢暮らし at 16:00| Comment(0) | アート&デザイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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