原題:Malmoe: The Secret Mission
2019年、韓国、韓国語、135分
脚本・監督:オム・ユナ
<あらすじ(公式サイトより)>
1940年代・京城(日本統治時代の韓国・ソウルの呼称)―
盗みなどで生計をたてていたお調子者のパンス(ユ・へジン)は、ある日、息子の授業料を払うためにジョンファン(ユン・ゲサン)のバッグを盗む。
ジョンファンは親日派の父親を持つ裕福な家庭の息子でしたが、彼は父に秘密で、失われていく朝鮮語(韓国語)を守るために朝鮮語の辞書を作ろうと各地の方言などあらゆることばを集めていました。
日本統治下の朝鮮半島では、自分たちの言語から日本語を話すことへ、名前すらも日本式となっていく時代だったのです。
その一方で、パンスはそもそも学校に通ったことがなく、母国語である朝鮮語の読み方や書き方すら知らない。
パンスは盗んだバッグをめぐってジョンファンと出会い、そしてジョンファンの辞書作りを通して、自分の話す母国の言葉の大切さを知り・・・・。
自分の身に置き換えると、人間のアイデンティティでもある母国語や名前を奪われるということは非常に残酷なことだと思います。
史実をもとにしたフィクションとのことですが、こういう(日本統治時代の悪い側面を描く)映画が世界に広まると、日本の印象が悪くなるんだろうなぁと思ってしまいました。
そして、世界中を植民地化したイギリスやフランス、スペインなどの歴史について知識を深めたいと思う契機になりました。
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