「そうだ京都、行こう。」
観たい美術展があったのを我慢していたので、まとめて鑑賞してきました。
朝早くに金沢を出て特急サンダーバードに乗り、9時前に京都駅に到着。
市バスに乗って岡崎に向かいました。
初日の目的地は岡崎界隈。
訪れたのは、細見美術館、ロームシアター京都、京都国立近代美術館、京都市京セラ美術館。
いつもは観光客でいっぱいの平安神宮ですら人の姿がまばらでした。


人との接触を避け、平安神宮の大鳥居を背に神宮道を南に向いて歩きます。
浄土宗総本山 知恩院の三門(国宝) 実はまだ入ったことがなく。

知恩院の前を通り過ぎ、そのまま円山公園に入り八坂神社の境内へ。
厄災を払い、無病息災を祈願しながら茅の輪をくぐりました。

西楼門の脇に「祈」の文字。

京都の七月と言えば祇園祭。千百年の伝統を有する八坂神社の祭礼。
貞観11年(869)に京の都をはじめ日本各地に疫病が流行したとき、災厄の除去を祈ったことに始まったそうです。
新型コロナウィルス感染が世界的広がっている今年こそ開催がふさわしい祇園祭ですが、感染拡大防止のため、7月17日の山鉾巡行など主だった行事は中止となりました。
平安と疫病退散を祈り、平安神宮と八坂神社では手を合わせました。

コンコンチキチンの鐘の音も聴かれず残念ですが、四条通のアーケードには提灯が下がり、祇園祭の雰囲気をほんの少しだけ味わうことができました。
そして翌日は嵯峨嵐山へ。
四条大宮の交差点にある嵐電(京福電鉄嵐山線)の駅


嵐山駅では友禅ポールの雅な灯りが迎えてくれます。

朝から生憎の雨降りでしたが、嵯峨嵐山では竹林の小径、世界文化遺産・臨済宗大本山 天龍寺、嵯峨嵐山文華館、福田美術館をめぐりました。
大堰川の屋形船もお休み。(嵯峨嵐山文華館から撮影)

雲がかかる嵐山(左)、亀山(右) (渡月橋から撮影)

美術館「えき」KYOTOで最後の美術鑑賞のため京都駅に向かいましたが、敢えて電車を使わず市バスで移動。ゆっくりと京都の町をながめながら懐かしみました。
25年ほど前に、一年半暮らしたことのある京都。
規模は違うけど、金沢と町の雰囲気が似ていることもあって親しみを感じている場所です。
そして今日は、東本願寺に毎年通っていた父の誕生日(生きていれば93歳)ということもあり、ノスタルジックな気持ちで京都を後にしました。
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ラベル:京都市