
伊藤若冲(1716-1800)の初期から晩年までの作品と、彼に影響を与えた禅僧や画家たちを取り上げ、若冲作品の魅力とその背景に迫る企画展。
曾我蕭白、円山応挙など同時代の画家たちの作品も展示し、若冲の生きた18世紀京都画壇の秀作を展覧する内容です。
これまで何度も若冲の展覧会を追いかけてあちこちの美術館をめぐりました。
何回観ても飽きないどころか、ますます惹かれていきます。
若冲の卓越した技巧を用いた作品の数々。
「松に鸚鵡図」部分、個人蔵 レース編みのように胡粉を繊細に重ねて描かれた羽毛

若冲の得意技「筋目描き」

左:「芦葉達磨図」部分、福田美術館蔵
右上:「菊図」部分、個人蔵
右下:「鯉魚図」部分、福田美術館蔵
大胆なデフォルメと空間構成の競演。

左:伊藤若冲「布袋図」部分、個人蔵
右上:長沢芦雪「月竹図」部分、個人蔵
右下:曽我蕭白「雲龍図」部分、福田美術館蔵
現代にも通用するCool Japanな作品。

左:「雲龍図」部分、福田美術館蔵
右:「髑髏図」部分、京都・宝蔵寺蔵
本展の目玉作品は、新発見されたという若冲30代の初期作品「蕪に双鶏図」の初公開。

まだまだ初めてみる若冲作品がありますね。今後も楽しみです。
パノラマギャラリーでは、シューズデザイナー串野真也が若冲からインスピレーションを受けて制作した作品が展示されていました。
「Beyond Jakuchu」

2019年10月に嵯峨嵐山にオープンした美術館は建物も素敵。
和モダンの建築。壁面は網代模様。

2階の庭の大きな水盤は大堰川に連なる水鏡のようです。

渡月橋を一望できるカフェ「パンとエスプレッソと福田美術館」

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ラベル:日本絵画