
上:円山応挙「仔犬図」部分、個人蔵
下:長沢芦雪「梅花双狗図」部分、個人蔵
18世紀京都を中心に活躍した絵師、円山応挙(1733-1795)とその弟子、長沢芦雪(1754-99)の作品を中心に展示する企画展。
どちらも私が好きな画家です。
会場の始めは、同じモチーフを題材にした二人の作品を並べて比較展示。

円山応挙「孔雀図」福田美術館蔵、長沢芦雪「牡丹孔雀図」下御霊神社蔵

円山応挙「鶴・亀図」、長沢芦雪「鶴・亀図」
狩野派の基礎を学び、「写生」を基本としながらも、現実には存在しない龍や見たこともない中国の風景や人物などを描くことに挑戦した応挙。
富士と藤。緻密な表現と大胆に省略した表現が対照的です。

「富士巻狩図屏風」左隻・部分、福田コレクション蔵

一方の芦雪は応挙に弟子入りし、先生とは違う独自の作風を追求、ユニークな作品を数多く残しています。
豪放磊落な画風が好きです。

「喜雀図」福田美術館蔵


「絵変わり図押絵貼屏風」

120畳の大広間(2F 畳ギャラリー)
2018年11月にリニューアルオープンした嵯峨嵐山文華館の前身は百人一首ミュージアム「百人一首殿堂 時雨殿」
800年前に藤原定家が嵯峨嵐山で優れた和歌を撰んだことから始まると伝えられている百人一首の歴史や魅力を紹介する展示コーナー(1F 常設展)があります。

一首ずつ、雰囲気まで伝わってくる人形とともに紹介。

【おまけ】
庭に面したテラスには、カフェ「嵐山 OMOKAGEテラス」を併設しています。
ランチ。とろ湯葉と九条ネギと京七味のおうどん(920円)

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