
2019年、日本、94分
監督・撮影:広瀬奈々子
主演:菊地信義、水戸部功、古井由吉
1万5000冊以上の装幀を手がけ、日本のブックデザイン界をリードし続けてきた装幀家・菊地信義を追ったドキュメンタリー。
紙、手作業にこだわったポスター。

「言葉を五感へとどける紙の本。」
<あらすじ>
「読者が思わず手に取る美しい本」が生まれる舞台裏へ。
デジタル全盛の時代にあって、紙の本にこだわり、紙と文字を触りながら手作業で一冊ずつ本をデザインする指先から、印刷、製本に至る過程を見つめ、ものづくりの原点を探っていく。
私の手元にあるこの本の装丁も菊地信義さんの手によるもの。

潔く、美しく、思わず表紙を開いて内側に展開する文字の世界へと誘うデザイン
"ジャケ買い"という言葉があるように、著者や本の中身を知らずに、視界に入ってくる本のカバーデザインや帯の文章、コピーにひかれて思わず手に取るということがあります。
それほどブックデザインは購読・購買に大きな影響力を持っています。
映画では、本の装幀だけでなく、印刷や製本のプロセスも垣間見ることができて楽しめました。
やはりモノ・コトの完成形だけでなく、それが出来上がる過程や関わる人たちの想いなど、ストーリーまるごとを知ることが好きだな、私。
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