
希林さんが亡くなって早くも一年が経ちます。
ついこの前のような感覚なのに。
今回の展覧会は、希林さんの愛用品、写真や映像、残した言葉の数々から希林さんに再会する、そして自分を見つめ感じる機会とする構成となっています。
●日本アカデミー賞の部屋
娘の内田也哉子さんが授賞式に着ていた着物は希林さんのもの

●映画女優の部屋
『命みじかし恋せよ乙女』の劇中で使われたスノードーム

ドイツのノイシュバンシュタイン城だったのね
『モリのいる場所』で着ていたワンピース

●一個人の部屋
夫・内田裕也さんに送ったFAX。さらさらと書いた自画像のイラスト。字も絵も達者

●京都の部屋
希林さんが通い続けた何必館・京都現代美術館の紹介コーナー
●きものの部屋
希林流のひとひねり(工夫)された着物、帯との組合せなど、どれも素敵です。
大胆に半身で切り替えした振袖

鶴が波の上を飛ぶ柄も染め直すこだわりぶり

●日常の部屋
トロフィーも照明スタンドに加工してしまう柔軟な発想というか、賞への執着のなさ

孫娘の伽羅さんの誕生日に希林さんが書いたメッセージ

孫息子の玄兔くんが展覧会のイメージ写真に付け足して描いたイラスト

東京(白金)に住んでいたとき、近くの西麻布を歩いていたら西町インターナショナルスクールのそばで、お迎えのために車を運転してきた希林さんを見かけたことがあります。
その時の子は三人の孫のうち誰だったのかしらね。
●言葉の道
展覧会のタイトル「遊びをせんとや生まれけむ」は、平安時代末期に編まれた今様歌謡集『梁塵秘抄(りょうじんひしょう)』に収められている有名な歌。
「遊びをしようとして生まれてきたのだろうか」
まるで私にも通じる言葉、と勝手に共感しています。
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