2020年01月25日

ミナ ペルホネン/皆川明 つづく

東京都現代美術館(MOT)で企画展「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」 を観てきました。

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   20200125 ミナペルホネン1.jpg

会場に入ると一面にミナ ペルホネンの布がパッチワークされた壁のように視界に広がっています。

 ※ミナ ペルホネンmina perhonen:デザイナー皆川明(1967~)が設立したブランド。
                フィンランド語でミナは「私」、ペルホネンは「蝶」

ミナ ペルホネンのものづくりの営みを自然界に例えて各章の名称となっている会場構成。
●実 tambourine
 ミナ ペルホネンを代表する刺繍柄のタンバリン。25個の不揃いの小さなドットが描く円

●森 pieces of clothes 洋服の森

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  20200125 ミナペルホネン3.jpg

流行にとらわれないモノづくり。
一つひとつの生地のデザインから始まり洋服に仕立てるのも特徴。
設立当初から2020年春夏コレクションまでの約25年分の服、400着以上。
年代をミックスして展示されていますが、まったく古臭さを感じさせないデザイン。

  繊細な手仕事、技術が光っています
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  壮観! どの服も好き。そして、どの服も似合いそうな気がする私(笑)
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●風 life and design ミナ ペルホネンの服を着ている人の「日常」の映像
●芽 designs for textiles 生地のためのデザイン画

●種 idea and study ファッションからスタートした活動はインテリアや食器など生活全般へ
 皆川明とミナ ペルホネンのものづくりの哲学やアイデアを試みを通して紹介。

  アイデアのメモ、スケッチなど
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       材料を無駄にしない。服の製作で残った布を使って小物をつくる
       20200125 ミナペルホネン7.jpg

  「shell house」
  皆川明が将来の夢として構想している「簡素で心地よい宿」のプロトタイプ
  20200125 ミナペルホネン8.jpg

●根 dwawings 挿画
 皆川の個人の活動としての挿画。テキスタイルデザインの図案とは異なるタッチの絵。

●土 memory of clothes
 個人が所有している愛豊品の服15点を、エピソードとともに展示。

●空 25 years
 皆川明が「せめて100年つづくブランド」という想いで始めた活動。2020年で25周年。
 彼がこの展覧会にこめた思いを語るインタビュー映像。

  20200125 ミナペルホネン9.jpg

優しい気持ちになれそうなデザインの服たち、モノたち。

【同時開催】
●MOTコレクション第3期「いまーかつて 複数のパースペクティブ」
 (2019年11月16日~2020年2月16日)
 2019年3月にリニューアル・オープンした東京都現代美術館が、休館の間に新たに収蔵した作品を中心に紹介。

  オノ・ヨーコ「インストラクション・ペインティング」
  20200125 都現代美術館2.jpg

 ※インストラクション・ペインティングとは、
  アーティストの文章によるインストラクションを鑑賞者が想像したり、行動することで
  完成する表現。
  オノ・ヨーコは当初、文章でインストラクションを構成していたが、近年は単語による
  「ワード・ピース」を作成している。

●「東京2020 公式アートポスター展」(2020年1月7日~2020年2月16日)
 
  画家、山口晃「馬からやヲ射る」
  20200125 都現代美術館3.jpg

【おまけ】
中庭での自撮り 20200125 都現代美術館4.jpg


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2020年01月23日

希林さんといっしょに。

映画監督の是枝裕和さんが女優の樹木希林と対談、インタビューしたものを収録した本『希林さんといっしょに。』を読みました。

     20200123 希林さんといっしょに。.jpg

2007年に是枝監督が希林さんに初めて出会ってから、2018年に希林さんが亡くなるまでの足かけ12年の記録。
希林さんの「演じること」に関する言葉にフォーカスした内容。

彼女がまだ悠木千帆だった時代のテレビドラマ「寺内貫太郎一家」でのおばあちゃん役(沢田研二のポスターを見ながら腰を振り「ジュリー~!」と叫ぶのが目玉)や「ムー一族」(郷ひろみと一緒にコミカルなダンスで「林檎殺人事件」を歌う)に始まり、樹木希林と名前を変えたあと、最近はよく出演映画を観てきました。
晩年は主役を演じるようになりました。(「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~」「あん」「わが母の記」など)
それぞれの役が希林さんの多面性の一つひとつのように、どの役もまるで本人のようにしっくり。

実はこの本、図書館に本を返却に行った際、書棚の「今日帰ってきた本」のコーナーに置かれているのを偶然に見つけて借りてきたのです。
ひょっとして、希林さんに「あなた、読みなさい」と呼びかけられたのかもしれませんね。


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posted by いっこさん金沢暮らし at 23:00| Comment(0) | 学ぶ・読む | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月21日

郵太郎 お引越し

金沢駅の利用者には馴染みのある像。

     郵太郎と言います。(加賀人形がモチーフ)
     20200121 郵太郎.jpg

JR金沢駅構内に長年設置されている郵便ポストの上に立つ人形です。
かれこれ60年以上の年数を経る間、駅構内のコンコースであっちに置かれ、こっちに移動し、と場所を変えてきました。

北陸新幹線の開業と還暦を迎えた2015年に、西口の出口そばに移動し、駅ビル外に出る人を見送っていました。

ところが、今日の仕事帰り、西口でバスを降りると、なにか違和感。うん?
いったん通り過ぎそうになりましたが、引き返して確認することに。
駅構内に入ろうとする人たちを迎えるかのように、こちらを向いています。

いつ引っ越したの?
調べてみると、先週15日に建物の外に出された模様。
何も一年で一番寒いこの時期に出さなくても、、、(同情)


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2020年01月20日

福井の冬 水ようかん

水ようかん。一般的には夏の涼菓。

  20200121 江川水羊羹.jpg
  代表的な水ようかん屋さん、江川のもの

福井県では冬に食べる風習があります。

別名「丁稚ようかん」とも言われていて、大正・昭和の丁稚奉公の時代から、庶民の日常の味として親しまれてきました。

あっさり、ひんやり、つるりんと食べられる喉ごしの良さ。

最近はコンビニでも売られるようになり、手軽に食べられるようになりました。
そして、私もやはり夏ではなく冬になると買ってしまいます。


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ラベル:和菓子 福井県
posted by いっこさん金沢暮らし at 23:00| Comment(0) | 食べログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月19日

家族を想うとき

香林坊シネモンドで映画「家族を想うとき」を観てきました。

    20200119 家族を想うとき.jpg
     
原題:Sorry We Missed You
2019年、イギリス・フランス・ベルギー合作、英語、100分
監督:ケン・ローチ

<あらすじ(公式サイトより)>
舞台はイギリスのニューカッスル。
ターナー家の父リッキー(クリス・ヒッチェン)はフランチャイズの宅配ドライバーとして独立。
母のアビー(デビー・ハニーウッド)はパートタイムの介護福祉士として1日中働いている。
家族を幸せにするはずの仕事が家族との時間を奪っていき、高校生の長男セブ(リス・ストーン)と小学生の娘のライザ・ジェーン(ケイティ・プロクター)は寂しい想いを募らせてゆく。
そんな中、リッキーがある事件に巻き込まれてしまう──。


え?こんな終わり方?という謎のエンディングでした。

働き方改革、介護問題、家族の幸せって?
現代の諸課題を考えさせられる映画。


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posted by いっこさん金沢暮らし at 10:15| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする